沖縄戦時中、朝鮮人2名を含む14名が埋葬された本部町健堅(けんけん)で、日・朝・台の若者を中心とした合同チームによる遺骨発掘作業が行われた。
1945年発行の米紙「LIFE」で、瀬底島を背景にした墓標が14本並んでいる写真が掲載され、健堅に戦没者が埋葬された事実が明らかとなっていた。
埋葬された14名は、米軍の攻撃で沈没した輸送船「彦山丸」の乗組員である。
発掘作業では遺骨発見には至らなかったが、戦後何度か盛り土がされており、墓標の位置が変わった可能性が指摘された。
今年4月3日。
遺骨発掘作業を主催した「本部町健堅の遺骨を故郷に帰す会」が解散を発表。
調査場所が民有地であり、長期間の作業は困難との判断からだ。
今回のウィークリー沖縄は、昨年の発掘作業から、今年の解散発表までをカメラで追った。